研修生のブラックマーケット

先月でしたか、研修生関連で起業された方と会食をし、頭の奥にしまいこんでた記憶が蘇りました。元研修生事業経験者、日振協認定の有資格者教師としての立場で、ちょっとつぶやきます。

個人的にはもっと、この制度の良い事もあるでしょうから、もっとメディアで取り上げて欲しい。それだけ言いたい。

この制度で成功したベトナム人もたくさんいるのも事実です。

帰国後、現地社長になったり、エンジニアとして活躍したり、現地ベトナム工場で幹部クラスになったり。そういう成功例は、ほとんどフォーカスされてません。

この制度なしでは起こり得なかった、幸せを掴んだ人たちです。

逆に失踪、犯罪などの事件や、制度の問題点ばかりが話題になるのは、キャッチーな印象だけでなく、人権擁護やサポート関係で形成されるブラックマーケットがあるからで、一般人はそれに踊らされがちです。法整備の必要もあるでしょうが、しかしそれは確実に存在しています。

可愛そうだから代わりに訴えてあげましょう！無料で？のはずがありません。

ニュースになるのは、ほんの一部です。ほとんどの組合、団体は真面目にやってらっしゃいます。

シンがポールはインド系移民で街が作られ、バンコクはミャンマーやラオスからなどの周辺国からの移民で３K職場を維持し、日本はどうしていくのか？ということですね。

このビジネスをやってやろう！と思っていても、2010年以降の新設の組合では審査が降りないようです。コンプライアンスの低い団体も、序所に淘汰されていくのではないでしょうか。ロングランで見れば、改善方向であるでしょうし、制度が有効活用されることを願っております。